【メルカリ】悪徳業者に騙されない為のゲーミングPC選び最重要ポイント3選!
今回はメルカリでのゲーミングパソコンの選び方について記載したいと思います。
「PC初心者でゲーミングPCをメルカリで買おうと思っている方向け」に、ここだけは抑えておいて欲しいというポイントを3つまとめてみたのでチェックしてみて下さい!
私もメルカリを利用しているのですが、「そんなパソコンをゲーミングとして売ってるの?」という酷い出品者・酷い商品がたくさんありびっくりしました!
正直なところ、ゴミの寄せ集めPCを、さも性能が高いように見せているものが多数ありびっくり…。
メルカリを利用するということは予算の関係もあるとは思いますが、「安いものには必ず理由がある」ということに気を付けてほしいので今回の記事を書いてみました。
知識の無さ故に「なんちゃってゲーミングPC」や「ゴミPC」を掴まされてしまう購入者にも非があるとはいえ、さすがに良くないなと思い警鐘を鳴らす意味も含め書いているので見てみて下さい。
また、大前提として
メルカリの評価では「購入後評価をしてしまうと、そのあとすぐ壊れても泣き寝入り」
という状況なので、どんなに悪質なものでも評価してしまえば他の人にはバレず闇の中・・・というものになっています。
また、自分に不利なコメントは出品者によって削除、購入後不具合を指摘してもブロックしてしまえば連絡が取れないという具合です。
評価についても、高評価をすれば保証期間を延ばしますよ~などのアマゾンの出品者の手法と一緒で、評価を高くすることもできてしまいます。
評価だけをみて購入し「騙された!」となってしまうので、しっかり商品を見極めましょう。
話がそれましたが、注意点を詳しく下記に記載します!
■目次
▶CPUをチェック
▶マザーボードをチェック
▶パーツごとの使用期間をチェック
▶まとめ
■CPUをチェック
パソコンパーツの中で重要な要素の一つであるCPUですが、corei7だからいいものだ!というわけではありません。
実際にcorei7のこんな商品が出品されていますが、やめておいた方がいい理由があります。なぜかわかりますか?
corei7 860とは、今から10年以上前に発売された第一世代の古~いCPUです。しかもcorei5の第二世代にも負けるような性能のため、絶対に選ぶべきものではありません。
性能値がどの程度なのか、分かりやすく比較してくださっている「PC自由帳」というブログがあります。
2020年最新版のCPU性能比較表です(デスクトップ用)。 現在の主要なCPUに加え、以前主要だったCPUも掲載しています。 記事更新時点での価格.comやAmazonでの最安値価格も掲載しています。
また、グラフィックボードについての比較も見ることが出来ます。
2020年版GPU(グラフィックボード)の性能比較リストです。ゲーム用のベンチマークスコアを掲載しています。(テキスト版→GPU性能比較【最新版】) 極端に需要のない製品は除外しています。 ※価格は記事更新時点での主に価 ...
今回はグラフィックボードの性能については知っているということを前提として書いていますので、グラフィックボードの性能も比較したい方は是非見てみて下さい。
さて、CPUについて話を戻しますが「corei7同等!」という記載のある商品も多々出回っていますね。
例えば上記のような商品です。corei7と同等ならいいじゃん!と思うかもしれませんが、使われているCPUはワークステーション用のCPU「Xeon」で全く用途の違うものとなっています。
クロック周波数やコア数、スレッド数などだけで比較しているので同等という表記をしていますが、実際には高解像度でのFPS値の低下が発生しており、特にフォートナイトはPUBGなどの高リフレッシュノートでのプレイではCPUが足を引っ張る形となっています。
このようなCPUを積んだPCが出回る理由として、ワークステーション用で酷使されたPCがリース切れなどで払い下げとなり、安値で取引されているからです。
それにただグラフィックボードを付けただけの「なんちゃってゲーミングPC」には手を出さないようにしましょう。
ちなみに、一番ひどいのは下の写真。
グラフィックボードがゲーミング用ではない「Quadro」。主にCADや動画編集などのクリエイター向けのグラボでゲーミング用に最適化されていないものですが、これを搭載してゲーミングと偽るというのはさすがに詐欺に近いですよね。
ワークステーション用のCPUとグラボでゲーミングはさすがに無いでしょう・・・。しかもFX1800は中古で2,000円前後でゴロゴロ転がっているようなものです。こういうのに騙されちゃだめですよ!
■マザーボードをチェック
しっかりした出品者なら、パーツ構成に記載していると思いますがそうでない出品者もいます。なぜなら、「購入者はCPUとグラボだけでしか判断しないだろう」と思っているからです。
また、ゲーミングと言いながらゲーミングマザーボードを採用している場合はかなり少ないです。これは単純に高耐久のゲーミングマザーボード値段高いため、採用すると採算が合わなくなるからです。
購入者としてはしっかりしたゲーミングPCを買って3~5年は使いたいと思いますよね。ただ、出品者は売れればいいという考えなのです。その先壊れようがしったこっちゃないというのが現状です。
マザーボードも型番を検索すれば大体わかります。ASRockやASUSなどメーカー製の市販品マザーであれば、ホームぺージから説明書やBIOSアップデートのデータをダウンロードすることもできます。
しかし、大半は市販品ではなく「OEMマザーボード」の場合が多いです。OEMマザーボードとは、市販品と比べ一部機能をそぎ落としたりコストカットした廉価版となります。そのためBIOSの更新やドライバー関係のアフターケアも充実しているとは言えません。
廉価版ということもあり安く出回っている為、「なんちゃってゲーミングPC」を組んで利益を上げるにはうってつけということになります。
グラフィックボードは様々なPCに取り付け可能ですが、マザーボードを変えるとなるとCPUも変えないといけないというパターンが多いので、マザーボードもしっかり見ておきましょう。
■パーツごとの使用期間をチェック
しっかりした出品者なら、質問すれば「このパーツは未使用品です」とか「2年程使いました」という返答が来ると思います。
しかし、悪徳業者は使い古しのパーツを仕入れている為何年使ったものなのかなんてわかりません。なので、「中古良品です!」という返答が来ます。答えになっていませんね(;´Д`)
実際に悪徳業者に質問してみたことがあります。帰ってきたコメントのは・・・
個別のパーツの製造年などの検査は行っていないのに良品中古と判断しているという謎返答。その後ゲーミングとしてふさわしいのかと質問するとコメント削除されました(=_=)
使っているマザーボードは中古で2,000円で出回っているものなんですよね。ひどい。
マザーもそうですが、一番心配なのは「電源」です。一般的には電源は5年前後が寿命とされていますが、ワークステーション用として酷使されたパソコンの電源では、購入してすぐ交換が必要になる場合もあります。
また、電源容量に関しても長く使いたい場合は、構成パーツの最大消費電力の合計が電源の50%~60%くらいが良いといわれています。容量ギリギリ収まっていればOKと考える人もいると思いますが、しっかりチェックしておきましょう。
搭載されているCPU、GPU、その他の消費電力を調べて大まかに把握したら、ドスパラの電源容量計算(電源電卓)を使って簡易的に見てみるのもいいでしょう。
質問して曖昧な返答しか来ない出品者は絶対に避けるべきですね。個人の出品者で自身がパソコンに詳しくないため詳細な返答できないならまだしも、大量出品している上記のような業者では論外です。そもそもメルカリは業者NGのはずですが野放し状態ですね。上記のなんちゃらドットコムも大量出品の業者ですね。
「現品かぎりなので」「ほかの購入者に買われてしまうかも」といったセリフに惑わされずにしっかりチェックしましょう。
■まとめ
今回はメルカリでゲーミングPCを買う場合の注意点を3つに絞ってお伝えしました。
悪徳業者に騙されない為には
- corei7の名前だけに惑わされずしっかり調べよう
- 古すぎるパーツは避けよう
- 質問してしっかりした返答の来た出品者から購入しよう
質問といっても、「フォートナイトで何FPSでますか?」という質問はアテになりません。なぜなら、解像度を下げたり設定を下げたりで調整できますからね。
酷い場合は別のPCでプレイしたスクリーンショットを上げてたりします。とはいえ、フォートナイトは比較的軽い部類なので60FPSでないということはないと思いますが(;´Д`)
上記に注意して自分のプレイしたいゲームに合ったものを探してみて下さい。
参考までにFHDでミドルスペックのゲーミングPCを考えている場合は、CPUではcorei3 9100F、もうちょっと資金があればRyzen5 3600、グラフィックボードではGTX1650が比較的安く性能のいいものなので指標にしてみて下さい。
実際にCPUとグラフィックボードの型番で自分で検索し、YOUTUBEなどでのプレイ動画を確認するのが確実です。
ゲーミングPCはただグラフィックボードやメモリを載せればいいだけではありません。排熱環境を整えCPUやグラフィックボードが正常に作動できるようにしなければいけないですし、マザーボードや電源にも負担がかかるのでそこもしっかり注意しておかなければなりません。
また、GPUだけが性能が良くてもCPUの性能が低いと本来の性能を引き出すことはできません。
「安ければなんちゃってゲーミングPCでもいいよ!」「ゴミPCでも大丈夫!」という方は止めません。
しっかりしたものを長く使い方は上記のチェックポイントを気に留めておいてもらえると嬉しいです。
探すのが大変!という方は、メルカリではなくBTOパソコンを選ぶのも手です。
自分で組むのは大変だけど、こだわったゲーミングPCが欲しい方には割高にはなりますがBTOですね!長く使える良いPCを手に入れて楽しいゲームライフを送ってみて下さい!
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